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2013理事長写真

2015年度
一般社団法人 芦屋青年会議所 スローガン

スローガン

はじめに

 2015年。太平洋戦争・第二次世界大戦から70年。私たちのまち、芦屋も阪神淡路大震災から20年。そして、アメリカ合衆国・ミズーリ州セントルイスに生まれた小さな青年活動グループから始まったJC運動が今年で100年という節目の年を迎えます。
  過去から今日に至るまで、より良い世界を築くために行動する市民たちが地域社会でどのような活動をしてきたのかの軌跡に思いを致し、これからの未来に向けて、大切な仲間たちと手を携え、共に新たな絵を描いていきましょう。
  私たちは、青年です。青年として常に挑戦する気持ちを忘れず、志を高く持ち、物事の本質を常に追求し青年会議所運動に邁進していこうではありませんか。

未来を見据え「まちづくり」と「ひとづくり」を担う

 私たちは先の戦争、大震災から何を感じ、学んだでしょうか。それは私たちの愛する日本、そして地域社会に暮らす仲間たちの深い紐帯ではないかと考えます。戦争や震災は深い傷痕を残します。しかしそれに対して私たちはいつも手を携え、共に助け合い、立ち上がってきました。その目に見えない大きな力の源は、日本という国家によって育まれた私たち皆のこころの中に根ざした、共通の文化や伝統なのです。
  それは言わば「成熟したナショナリズム」であり、地域社会の健全な経営あってこそ育まれる大いなる力なのです。
  今年は戦争や大震災の節目の年として地域社会の力を今一度復興させるべく、共通の文化や伝統の大切さを全ての世代の人に伝えていきたいと考えています。
  阪神淡路大震災から20年が経過し当面の復興は成しえたものの、これからはさらにその先を見据えて地域社会の課題に取り組んでいかなければなりません。
  日本という国で暮らす私たちに目に見えない形で根付いている共通の文化と伝統を育んでいる根幹の部分、それが豊かな地域社会そのものであり、地域社会を活力あるものとすることが私たち青年の責務なのではないでしょうか。
  地域社会の重要な役割を担う青年会議所として理想と矜持を持ち、その責務を果たしうるまちづくり運動、ひとづくり運動に邁進していきましょう。

自分たちの未来は自分たちで決めていく

 いかなる組織もその原動力となるのは「人」そのものであることは間違いありません。それは私たちのまちも、青年会議所も、そして国家も例外ではありません。その「人」の力を人任せにしがちではありませんでしたか。私たちが私たちの力で私たちの判断をして私たちの未来を切り開いていく。それこそが本来あるべき姿なのではないでしょうか。
  私たちは自分たちが主権者であるという意識を強く持ち、成熟した民主主義国家において国や地方を良くするために率先して行動していかなければならないのです。
  誰かに良くしてもらうという発想は捨て、自らの責任で自分たちのまちをより良くしていくのだという主権者意識を高めていく。そのために私たち一人ひとりが何をなせるか、そして青年会議所として何ができるかを再考してみましょう。そして青年らしく、その考えを行動に移してみようではありませんか。何事もまず自分から率先して行動する。
  私たちの力で、私たちの未来を切り拓いてゆくのです。

まちの発展と自分自身の成長がリンクする

 青年会議所は各フィールドで活躍する志高いリーダーたちが集う組織です。皆が自分の仕事を持ちながら青年会議所に集い、議論し、活動しています。仕事ではない場でリーダーたちが集い、ともに何かをつくりあげていくことは大きな自分自身の成長に繋がります。自分自身の経済人としての力、一人の人間としての力は、青年会議所活動に一生懸命取り組むことで飛躍的に向上します。
  青年会議所の目的に「明るい豊かな地域社会の建設と国家の発展を図ること」とあります。そして「会員の連携と指導力の啓発に努めること」とあります。これらはまさしく同じことなのではないかと思うのです。
  明るい豊かな社会のために、すばらしい仲間とともに知恵を出し、汗を流し、事業をする。大人になってから、利害関係抜きにして共にひとつのものをつくりあげる喜び、そしてそこから得られる自分自身の成長はかけがえのないものです。そしてそれは地域社会のため、未来を担う子供たちのため、日本という国のためにもなっているのです。
  青年会議所を卒業するとき、自分自身を振り返ってみてください。きっと大きな成長を遂げた自分自身がそこに立っているはずです。

青年会議所の楽しさと魅力を伝えていこう

 青年会議所は多種多様な年齢・地位・職種の人が平等な立場で集うことのできる類まれな場です。今この組織に身を置くことができているのは本当に幸せなことです。大人でありながら、まさに今この場に学生時代さながらの青春が確かに存在しているのです。
  たくさんの仲間と関わってください。自分から行動をおこしてください。青年会議所は何かをしてくれる場ではありません。しかし、自分がひとたび行動すれば、それが何倍にもなって返ってくるのです。
  それこそが青年会議所の魅力です。自分と仲間たちで、ともに地域社会のための活動に打ち込むことでかけがえのない友情と絆が生まれるのです。
  友情と絆の力は地域の力、国の力となって私たちの未来をきっと変えてゆきます。この力を、絆をより大きくしていくためにも、さまざまな人へ、そしてまだ見ぬ仲間たちへと青年会議所の魅力を積極的に伝えていきましょう。
  そして、芦屋青年会議所の歴史を紡いできた全ての先輩と仲間たちに敬意と感謝をもって、充実した活動を行なっていきましょう。

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